藍玉 <Indigo's field>

鶴のスピリチュアルな意味や、千羽鶴の意味、世界の鶴の神話や象徴と暗示、鶴からのスピリチュアルメッセージについてお話します。

鶴のスピリチュアルな意味

鶴のスピリチュアルな意味は、「命の尊さ」です。

鶴は日本ととても関係が深い鳥ですが、鶴と日本人にはやはりスピリチュアルな面で共通点があると言えそうです。

鶴は、とても繊細な生き物で、精神性がとても高いです。

エネルギーを司るサイキック能力が高度に成長していると言い表すこともできます。

これはとても素晴らしいことですが、精神性の高さは、バランスを取ることを意識しないと、グラウンディングがうまくいかない可能性があります。

鶴も、そんなジレンマを経験する可能性が高い生き物で、これは実は私たち日本人にも当てはまることがあります。

高く聡明な精神性と、地球に身を置くということの物質的な側面。

この地球上で生きるためには、この両方をうまくこなす必要があります。

鶴も、私たちも、この双方のバランスを取ることが求められているのです。

 

鶴は、生きる場所を選びます。

他の動物に比べて、熱が弱い傾向がありますが、本来は道理を得ている光の強さがあります。

鶴は地上に降り立った天使という表現の仕方が一番しっくりくるかもしれません。

鶴は、ちょっと異世界から来ている感じが強いようです。

この地球という場所に、そもそもの目的、言い換えて、使命というようなものを持ってきているようです。

「鶴の恩返し」という昔話がありますよね。

おじいさんがいつか助けた鶴が、娘の姿になりすまし、機（はた）を織って恩返しするというお話です。

「機を織っている私を覗かないで下さい」という鶴は、「自分の本性を隠している」ということですが、これは、鶴が並外れた精神性の高さを隠していることの現れだと私は思います。

おそらく鶴は、ちょっと異世界から来ている感じがありますので、他にない精神性の高さをあらわにすることを良しとしない見識があるようです。

「自分が何者かはバレてはいけない」「自分の精神性の高さがバレてはいけない」というような思いが鶴にはあるようです。

そして、この「精神性の高さ」を隠そうとしているのは、鶴だけではなく、私たち日本人にも共通している点だなと私は思います。

国民性といいますか、海外の人が口をそろえて言う日本人の「謙虚さ、静かさ、表現力の乏しさ、何を考えているのか分からない感じ」などと表現される国民性とか、私たちが島国に住んでいる理由とか、私たちが本音と建前という姿勢を無意識に取ろうとするところを見ると、鶴と同じように、「類まれなる精神性の高さ」を隠すことを本能的にブループリントに持っているような気がします。

今は、本当の私たち自身を忘れてしまっている日本人がたくさんいたり、日本や日本の良さを否定し、海外に憧れを持つような日本人がたくさんいることが、悲しくもありますが、いずれ私たち日本人も目を覚ましていくことでしょう。

鶴は、この地球という星に、高い精神性を持ったまま存在することに難しさを感じることもありつつ、彼らの仕事を諦めない心の強さがあるようです。

 

鶴は絶滅危惧種に認定されている、絶滅を危惧されたことがある鳥です。

明治維新後の経済産業の発達をきっかけに、明治時代の終わりには絶滅されたかと思われた鳥です。

明治の経済産業が発達した時期、日本はいったい何を経験していたのでしょうね。

もしかしたら、鶴と同じように、この地球に根付くことに専念する必要があったのかもしれません。

鶴は、精神性が高く、地球に存在することにバランスを必要としている生き物であり、心の強さとGive and Takeという自然の法則を理解している賢い鳥です。

いずれにしても、あなたに鶴との縁があったのであれば、あなたが今、どれだけ貴重な存在としてこの世界に生かされているのかを思い出してください。

そして、周りからの「出る杭は打たれる」をどうやって避け、自分自身の心をどのように表現していくかという道を見つけましょう。

時代は代わり、そろそろ本性、本領を発揮していくことが必要とされている時期です。

日本人である私たちが立ち上がらないと、世界のバランスは取られないかもしれません。

あなたはあなたの本領を発揮できていますか？

鶴と縁があった場合は、あなたの特性や能力、個性や特技は発揮されているのかを確認してみて下さい。

千羽鶴のスピリチュアルな意味

千羽鶴というものがありますが、これは通常、「慰安、祈願、見舞い」などの意味をこめて送られることが多いかと思いますが、スピリチュアル的には、千羽鶴には「生きることの貴重さ」を意味するものであります。

鶴は、生きることの大変さを知っています。

そして、時には大変と感じることがある「生きる」ということが、どんなに貴重で尊い体験であるかも同時に知っています。

千羽鶴は、「今ここに生きているということは、とても貴重なことなんだよ。与えられた命の貴重さを思い出して、悔いがないように生きよう」ということをリマインドする役目が本来あるようです。

生きるということや、幸せになるということを諦めない強さを応援することの象徴として、千羽鶴は進呈されるようです。

力強く生きることの大切さをとても良く知っている鶴たちの思いが託されていると言えるでしょう。

鶴の神話や象徴と暗示

アジアの一部では、鶴は「天上界からのメッセンジャー」と信じられているそうです。

中国では、鶴は「神を連れて伝説のHome（家）へ連れて行く鳥」と言われているそうです。

Homeとは、スピリチュアル界では、「心」のことを指します。

ローマの伝説では、プレスフォーン（Presphone）という娘が下の世界で釈放される度に、鶴が母なる神を活性化させると言われているそうです。

アメリカ先住民の間では、鶴を飼うと、飼い主を敵や邪魔ものから助けると言われているそうです。

キリスト教徒の間では、鶴はその高い視点から人々の健全を守り、悪魔から守るとされているそうです。

様々な文化に共通している鶴の認識は、「鶴は、その高い視点で天上界（心の世界）へ導く生き物である」ということでしょう。

鶴は、本当に、上の世界から降り立った生き物で、私たち世界を上へ連れて行こうとする生き物なのかもしれません。

そして、鶴と関係が深い日本も、上からこの世界に降り立って、世界を上へ導こうとしている人間がたくさんいる国なのかもしれません。

鶴からのスピリチュアルメッセージ

地球を愛そう。

目に見えていることが全てではない。

愛を持って対応すれば、必ず結果に現れるから。

鶴より

まとめ

鶴のスピリチュアルな意味は、命の尊さです。

鶴と縁があるということは、今あなたにはあなたの人生を力強く生きる必要があることの暗示です。

今命を与えられていることがどれだけ貴重なことであるかを再認識できるように努力し、あなたという人間の尊さを認めましょう。